アートと語り

060610_2145六本木 森美術館の「アフリカン・リミックス展」に行ってきた。「リミックス」という言葉が気になったから、というのが大きな理由だが、もう一つ、ギャラリートーク(作品解説)を聞きたい、という密かな理由もあった。





休日の美術館は人がいっぱい。その中を、数人の希望者を引き連れたスタッフが解説しながら歩いていく。膨大な作品の中からいくつかピックアップをし、見ただけでは分からない作品の背景や意図を解説。ん?見覚えが…と思ったら、なんとそのスタッフの方は、以前私が働いていたNPO芸術家と子どもたちの宮浦さんだった!



私自身、音楽版教育プログラムを通してアートを言葉で語る行為をしているのだが、反対に自分が見る側に立つと色々考えさせられる。終了後に宮浦さんとも意気投合したのは、「言葉で語りきれないからアートになるんだよね」という部分。アートの周辺について語ることはできても、アート自体を語ることはできない。語り過ぎに要注意だ。



7月9日に「招きねこ音楽会」を開く。企画の植田郁子さんは、長年教育プログラムに携わってきたプロ。彼女のスタンスも、「語りすぎず語らなすぎず」だ。子どもさんも楽しめるプログラムを目指し、現在試行錯誤中。私はジョンアダムズや中田喜直作品、そしてモーツァルト「トルコ行進曲」をソロで、その他連弾やピアニカを演奏予定。初夏の日曜日、みなさんふら~っといらしていただければ幸いです。。



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