長谷川慶岳さん作曲「murmurs」

081116_195821日(金)に旧奏楽堂にて初演させていただく長谷川慶岳さん作曲「murmurs for piano」を、初めて作曲者ご本人に聴いていただきました。「つぶやき、ささやき」といった意味のこの作品。全曲通してピアニッシモで演奏される、非常に美しい作品です。



同じメロディーが何度も繰り返される中で、響きが変化し色合いが変わっていくミニマル的なこの作品。音の長さや反復回数が演奏者に任されていることもあり、ついつい「解釈」や「表現」をし過ぎていたようです。今日長谷川さんにアドヴァイスをいただき、一気に楽に、そして美しく弾けるようになりました。作曲者とのやりとり、これこそ現代音楽演奏の醍醐味だなと、改めてその面白さを実感。



長谷川さんの作品は、昨年も演奏させていただいたのですが(ちなみに、私のHPトップで再生させていただいている作品がそれです)、何とも言えず美しい音楽で、弾いていて浄化されてゆく感じさえあります。あと1週間の本番までの日々が、とても貴重に思える今日この頃です。



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