ホテルオークラは、重厚感溢れる老舗ホテル。「芸術を通じてお客様へ素敵なひとときを」という企業メセナ活動の一環として、このロビーコンサートを続けてこられたそうですが、私たち音楽家にも大変なおもてなしをしてくださり、感激でした。現代音楽を通じて、どちらかというと「従来の芸術観を打ち破る」的アンチな活動をしてきた私ですが、「従来の芸術観もやっぱりいいかも」と思ってしまうような、素敵な場でした(笑)。
ヴァイオリンお二人との本番は、緊張感も手伝って、リハとはまた違うテンションでのやりとりに。間に1曲ソロで弾かせていただいた山田耕筰作曲「からたちの花」ピアノ版も、どうもいつもとは違うテンションでしたが、お客様には喜んでいただけたので、よかったです。どんな本番でも、自分なりに納得できるテンションを保つには、やはり「修業・修業・また修業」だなと、改めて実感しました。でも今回は、お二人のおかげさまで、とにかく楽しい日々でした。さっ、今度は9月の本番に向けて、また修業に励もうと思います。
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