高校の音楽室より(2)

最近授業で、声のトーンを意識的に使い分けるようにしている。穏やかで優しげな声、高めで厳しそうな声、低くてドスの効いた声…。

遊び盛りの40人を、一つのことに集中させるのはなかなか大変。そこでまず、せめて出席ぐらいは、穏やかで優しげな声を使う。何度呼んでも返事がない場合は、即ドスの効いた凄みのある声に。今日の目標や課題を説明するときには、高く厳しそうな声。そして「はい、楽器の音やめてー」や「ちょっと静かにして-」は、絶叫。でも一番効くのは、「携帯ばっかいじってると単位あげないからねー」の、甘く優しい声バージョン。

声は感情がそのまま表れてしまうもの。それをちょっと理性を働かせてコントロールすることで、随分と人に与える印象は変わってくるように思う。さて、今度はどんな声色を開発しようか。。。

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