やっぱり普通の曲も…

義姉からの誕生プレゼント東フィルオペラシティ定期公演に母と行った(うちは母と兄と私が同じ誕生日。兄の誕生日には必然的に母と私を思い出す義姉、申し訳ない、笑)。プログラムは、グリーグとムソルグスキーの管弦楽曲の間に現代作曲家トゥールのチェロ協奏曲。チェリストは世界的巨匠ゲリンガス!楽器はヤマハの電子チェロ!



エストニアの人気ロックバンドの一員でもあった作曲家トゥール。そのためかノリノリで楽しめる部分も多く、巨匠ゲリンガスも指揮者ヤルヴィもノリノリ。現代曲としては聴きやすい作品だったが、会場の雰囲気は「でも世界の巨匠ゲリンガス、やっぱり普通の曲も聴きたいわ」とアンコールの嵐。ゲリンガスもよく分かっていて、まず超絶技巧の有名曲「熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)」を電子音で、さらによく知られた「鳥の歌(カザルス)」をチェロ音で。クラシックの名曲をクラシックらしい音で聴けて、やっとアンコールの拍手がおさまった。



滅多に聴けない世界的巨匠の演奏。現代曲もいいけれど、でもやっぱり普通の曲も…という気に私もなったのは確か。いやはや、クラシックの力は偉大だ。



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