11月21日の「7e Avance」に向けて、友人の作曲家・深見麻悠子氏に、彼女作曲「Azur pour piano」を聴いていただきました。この作品は、2月のフランス・オルレアン国際ピアノコンクールにて「作曲賞」を受賞した話題作!もともとプリペアドピアノ用だったのを、トイ・ピアノ&ピアニカ用に書き換えていただき、今回改定初演させていただきます。ニューヨークでも、ACCコンサートにて弾かせていただいたこの改訂版。帰国後初の私の演奏に、麻悠氏一言「なんかアメリカンだねぇ」…。知らぬ間に、派手で大雑把(!)になっていたようです…。
日本とアメリカの違い…、日本の方が、何もかもが小ぶりとか、時間に正確とか、サービスが細やかとか…、色々感じますが、一番の違いは、言葉にあるように思います。アメリカでは、日常会話でも頻繁に「私」という主語を使いますが、日本では、「私」という主語はほとんど使う必要がありません。主語の有無、これが「主張の強さ」や「自己充足感」などの違いとして、現れているような気が…。
「アメリカン」な演奏、ニューヨーク生活の成果は出ているようですが…。このアメリカンな感じと、日本人らしい緻密さとを両方持てれば、すごくいい気がします…。この「7e Avance」では、もう一曲、長谷川慶岳さんの「murmurs for piano」も演奏させていただく予定。頑張ります。
0 件のコメント:
コメントを投稿