《昨日のしみ》

最近、武満徹作曲の歌詞付きポップ・ソング(SONG)にはまっています。20曲ほどあるSONGSの中で今一番グッとくるのは、《昨日のしみ》という曲。



「まっさらみたいに思えても 今日には昨日のしみがある すんだことさの一言を 漂白剤には使えない…」「明日があるよの一言を ビタミン剤には使えない 希望は自分で探すだけ」といった暗めの歌詞が、ジャズ調の軽~い音楽に乗る…。



とにかく前だけを見ざるを得ない昨今の自分の生活に、ハタと降ってきたような曲で…。最近の練習は、まずこの曲を熱唱弾き語りすることから始まっています(笑)。



2 件のコメント:

  1. 初めて投稿します.素敵な詞ですね.少し違うかもしれませんが,僕もObama政権誕生に前後して,あるアーティストが出したコメントにグッときました.“過去は現在にも存在し,人は過去の呪縛からは決し逃れることはできない.過去の罪に自身が耳を傾けなければ,その将来は過去によって破壊されるだろう”
    過去の過ちを振り返らなかった8年に及ぶ前政権が,多くの若者の命を奪ってしまったことへのメタファーでもあるようですが,自分の周りの小さなコミュニティに問題を置いてみても,深く考えさせられる言葉です.

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  2. すどうえいこ2009年3月12日 21:08

    ��Aleksandraさま
    ご投稿、どうもありがとうございます!
    そうですね、「過去」というのは、意識的に目を背けることはできても、実際には、「現在」の全ては過去の積み重ねなんですよね。音楽や文学、友人やお酒とともに、たまには過去を振り返るのも大切なんだろうな、と思います。

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